電子カルテのメリット

電子カルテ(待ち時間短縮・診療のクオリティーアップ)

なぜ電子カルテにしたの?

私が考える医師に必要な能力は、患者さんの話をいかに共感しながら聞くか、わかりやすい言葉で話ができるか(コミュニケーション力)だと思っています。

そこで、より分かりやすく患者さんに、病気のことや治療のことを伝えていくための一つのツールとして電子カルテの導入を行いました。

denshi_karute電子カルテの大きなメリットは、症状の説明の際の「見える化」です。
病気や病態・治療の説明のための簡単な図表を書いてファイルしたり、過去の検査結果と最新の検査結果を比較グラフ化したり、血圧や血液検査などの数値を時系列にグラフにすることもできます。
それにより、患者さんとお互いに目で見て確認しながら視覚的に充実したコミュニケーションが可能となり、より分かりやすい説明につなげていくことができます。

また、もう一つのメリットとして、電子カルテでは検索が瞬時にできること。
また、カルテを取りに行く時間と手間がかからず、結果、患者さんの待ち時間の解消にもつなげていくこともできます。

※今は、電子カルテを自在に使いこなすための試行期間です。私も職員も慣れてくればもっと短時間にもっと便利になり、本来の医療である「患者さんの話を聞く、十分な説明をする」時間が取れると思います。 今しばらくお待ちください。


なぜ、診察室に事務員さんがいるの?

電子カルテは、診察しながらパソコンにいろいろな情報を入れて行かねばなりません。
そこで、パソコンを入力してもらうための事務職員を配置しています。

待ち時間が短縮できても、医師が電子カルテの画面と向き合ってばかりでは、意味がないからです。入力担当者のおかげで、私は、今まで以上に患者さんと向き合う時間が長くなりました。また入力担当のスタッフも「生の医療情報」に触れる機会が増え、より患者さんの気持ちや辛さがわかるようになってきたようです。

もちろん、プライバシーの保護には十分配慮いたします。
医師以外の人には話したくないこと、知られたくないこともあると思います。
その時には、席を外すことも出来ますので、遠慮なく申し出てください。


待ち時間も有効に

普通の紙カルテから電子カルテの導入にともない、
待合室のスペースが大幅に広くなりました。

人には心地よく感じるための最低限の空間があります。
まして病気をした・体調の悪い人が集まるクリニックの待合室では、
十分な広さとゆとりの空間が必要です。

電子カルテの導入により、モノのスペースを大幅に縮小し、
ヒトのためのスペースを十分確保いたしました。

病気は「気」がつくります。 気分が悪い・頭やカラダが痛い時、
ほっと安らぐ空間は人を和ませてくれ、それだけでつらい症状も緩和します。

当院は比較的若い世代の患者さんが多いのが特徴です。
院内に無線LANを設置し、気軽にインターネットが使える環境を整えております。

とは言え、待合室には出来れば長くは居たくないもの。
大よその待ち時間(あと何人で自分の順番が来るか?)を、携帯やスマホで確認しながら、頃合いを見計らって来院していただければOK。

診療順番予約サイトhttp://paa.jp/t/166401/(外部サイト/アイチケット)

クリニックにご来院されたら、受付から診察・会計・おくすりをもらうまで「ワンストップ」でできるよう、患者さんの動線についても配慮しています。